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ミステリや恋愛ゲームetc.の感想をゆるっと書いているブログ

怒り

ゲイのシーンがすごい、って話を見かけていたのでドキドキビクビクしながら観に行ったんですが本当に凄かったです。
良かった……ありがとうございました。

身元不明の男が登場する三箇所+警察署と、かなり並行して話が進む感じで、はじめはついていけるか不安だったんですがどんどん引き込まれた、すごい。
千葉編に入った後も東京編のモノローグが続いてたり、面白かったです。

千葉・東京・沖縄の3人のうち誰かが真犯人なのでは…?という話ではあるものの、途中までは3人がそこに馴染んでいく風景で、だからこそその後の疑心暗鬼とか勘違いだった時の喪失感がバシバシ伝わってくる気がしました。

真犯人の狂気……狂気じゃないんですかね…最初の事件の動機も、最期に近づくにつれ見せる行動も、怖かった。沖縄編は全体的に本当に、吐き気がするシーンが続いて結構見ているのも辛かったです、公園の例のシーンとか特に……

あと沖縄編の男の子、反基地の父親に頼まれて女の子を危険にさらした(被害を増やして反対勢力の勢いを増すために)って話だと途中まで疑っててごめんね…

で、東京編、沖縄編の気分の悪さを吹っ飛ばすくらい印象に残ってます。
俳優さんの演技すごい…って思いつつ映画館のスクリーンで尻とか横寝したときの胸・腕の筋肉とか見れるの最高か…って心の中で拝んでました。
特にプレイルームで歯でコンドームの封を切り手早くローションをまぶす優馬のめちゃめちゃ手慣れてる感と、効果音(周りの喘ぎ声含めて)。あとは直人が消えてからの優馬の弱り方がほんと…
ベッドで何度も電話してる姿とか、直人のカーディガンを見る顔、喫茶店で真相を聞くまでの今までの優馬からは考えられないようなしゃべり方、真相を聞いてからの表情、全部良かったです…

三次元作品でゲイ設定のキャラ、本当に好きだな~~~と再確認しました。
この作品の話まで行かなくても、疑心暗鬼とか、悲しい偶然が重なって壊れる関係って普通に沢山あるんだろうな…って思う。
それでも東京編の二人には幸せになってほしかった;;;;;;;;;;;;;;;;