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ミステリや恋愛ゲームetc.の感想をゆるっと書いているブログ

熱海秘宝館行ったレポ

憧れ?の熱海秘宝館に先日行ってまいりました。ワンダー。

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館内写真撮影禁止だったのでうろ覚えな部分が多いですがレーティングない程度に感想レポなど。

チケット買うのがちょっと大変

言うほど大変ではないのですが、ロープウェイと同じ窓口なので…
私が行ったときはタイミング良く人がほとんどいなかったのですが、観光のおばさま達がわらわらいる時は秘宝館に入っていくのもバッチリ見られて恥ずかしい気がします…
入館料は秘宝館のみで1700円。友達が車を運転してくれたのでロープウェイは乗ってません。

すごい昭和感

入り口の人魚(写真参照)もそうですが、もう入る前からすごく…昭和な空気です。中もすごいレトロワンダーな空気。
ボタンを押すとマネキンのスカートがめくれたり、下着を動かせる展示…と内容から昭和の博物館って感じですが、マネキンの出来や表情・服装からも昭和のにおいを感じます。
昭和感通り越して廃墟感が好きなのでとてもたのしかった。

映像作品が意外と多い

展示系…というか、入り口に展示されているような世界の張り子系がメインだと思っていたので、映像作品の多さに驚きました。映像+連動オブジェ(水族館の深海展示にあるような…)が2作。浦島太郎と一寸法師パロでした(この作品チョイスよ…)。椅子に座ると耳元で音声が流れる系や孔から覗く映像が数点。
あと映像コーナーの壁際にはひっそりとゴミ箱が置いてあるのを見て『あ……っ』ってなりましたが実際の用途は不明です。そういえば館内にはお手洗いがなかった気がする…クレーンコーナーのあたりにあったのかな。

ゲームコーナーの景品がVHS

たぶんレポ書いてる方みんなが突っ込んでると思うんですが、クレーン系筐体の一部は景品がまさかのVHS…いや、でも需要があるのかな。
DVDも結構ありましたが、ジャケットが色あせてて歴史を感じます…とれなさそうだったり1クレ1000円の筐体が結構あったけどネタでチャレンジする人いるのかな……
フィギュアもクレーン景品やくじ景品でありましたが、こちらは割と健全フィギュア多め。一部夜勤~フィギュアとかもあり。

まとめ:感想

個人的には、面白い空間なのでずっと存続して欲しいと思います。ただ、お化け屋敷的ギミックが多いので興味があってもそれ系統が苦手な方は避けた方がいいかも…?
あとは館内にどういう人たちがいるのかちょっと心配でしたが、私達が入ったときは来場客は自分たちだけ、最後の方で男性団体とカップルが追いついてきた感じだったので、不安感も羞恥もなく過ごせました。オタク友達・同性の友達と行くのがたのしいと思います。
運営的には厳しいかもしれませんが、都会にあってガヤガヤしたなかで見るよりも、熱海あたりでひっそり…というのがちょうどいい。

秘宝館をまわっている間、これらの展示物を真面目な顔して作ってた人達がいたってことだよなあ…と色々考えましたが、自分自身も真顔でレーティング有りPCゲームの彩色をしているので(グラフィッカーです)人のことは言えない、というか、すごく…近い物を感じました。
熱海城春画展とあわせて、改めて自分の仕事を見つめ直す機会になったような気がします(という真面目なまとめになってしまった)。


おまけ:熱海城

秘宝館の前に熱海城とトリックアート美術館にも行きました。
熱海城のコンクリオブジェはワンダーJAPANTVで紹介されたのを見たときほどワンダー感はなかったです、ワンダー作品というより美術作品だった。
熱海城自体はたのしいカオス空間で、エントランス階は普通のお土産メインですが、階ごとに展示物の時代も方向性も違うという…

春画展と判じ絵が人気のよう。地下の遊戯スペースもなぜかいつの物かわからないコナミ音ゲー筐体がいっぱいあったり、通信不可のウイイレが1台ひっそり置かれてたり。音ゲーも通信はできないんだろうなあ。ちなみに入館者は無料で全部遊べます。
あとはジェット足湯がとても気持ちよかった。マッサージチェアが大量に置かれていたので、一日観光の予定だったらここでゆっくりするのもアリなのかもしれない…?

スクール人魚(3)/吉富昭仁

『夜の学校に現れる人魚の肉を食べると恋が叶う』
という女の子に密かに伝わるおまじないを軸にした短編連作。今巻からは『人魚伝説のはじまり』について描かれ、男キャラも話に関わり始めました。
ちなみに表紙からわかると思いますが、人魚はスクール水着を着てます。好きな子と胸ゼッケンのイニシャルが同じ人魚の肉を食べるシステム。
初めて読んだときはスク水…?!ってびっくりしましたが吉富先生のこういう設定大好き。
人魚たちの躍動感と水の感じもとても好きです。

3巻では朝になるまでに血肉を食べないと自身も人魚の仲間入り。って設定から『人魚になってしまった友達を救いたい』という話があったり、『人魚伝説のはじまり』調査では過去に行方不明になった少女が人魚の中にいてそこから伝説の始まった時期がわかったり。

更に女の子の心を持って悩んでいる男の子、周太郎の登場で、人魚は『心の姿』だったことがわかったり、桜が山口君の血肉で肉体を取り戻したり(山口君が犠牲になるシーンも凄かった…)、今まで以上に色々な動きがあったので4巻以降も楽しみ。
桜は『Q』というヒントを書いていたけど、肉体を取り戻したあとの不気味な笑みからは忍への感情はなさそうだったのでちょっと怖いです…

おまじないを実践した女の子たちが同性に好意を寄せている場合もあるので百合カテゴリをつけるか迷いましたが、ひとまずカテゴリはホラーだけにしました。

[サイドコミック]甘い香りの個人授業

ついに真山のサイドコミック来ましたね~!!!早速読みました!!!

他カレだとあまり気にしたことがなかったんですが、結構本ストと違う…感じなんでしょうか。どっちかというと後半は夏期講習っぽい雰囲気。

三谷先生の主人公ちゃんが慌てたり落ち込んだり今回もめっちゃ可愛くて。
『おまえはきれいな恋をしているつもりでいたいんだろうが』のくだりが滅茶苦茶好きです。大好きです。ありがとうございます。

キス一回目で硬くなる主人公ちゃんめっちゃ可愛かったし、表情や体の動きを似たカット並べてゆっくり見せる表現(少女漫画でよくある…?やつ)がすごく好きです。サイドコミックありがとう。
あと『言い返す主人公ちゃん』っていうのが本ストであんまり無いので新鮮。

………ただ、4P目くらいから『これは真山の妄想オチなのでは……?????』ってじわじわきてしまって、私の真山像と公式(と真山推しの方)の真山像に激しい乖離があるんじゃないかって…不安に………
いやもうずっとそんな気がしてましたが…!

そして終盤に向かってどんどんTL漫画みたいになってくるんですけど真山…いいのか……真山ってそういう路線だったの……東麻さんのサイドコミックめっちゃさわやかだったので驚いたよ真山……

恋愛ベタ、というか、『こんなに心が動いたのは初めてで、教師としての理性と衝動の間で悶々とする』のが私の中の真山像だったので、そういう方向のモノローグが来るのを色々想像して待っていたんですが、斜め上のモノローグがきてしまいもうちょっと冷静になってから再度読もうと思います…何度読んでも驚き(とじわじわ)が先に来てしまう。