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ミステリや恋愛ゲームetc.の感想をゆるっと書いているブログ

シン・ゴジラ

先日の地上波放送でシンゴジラを初めて観ました。
シンじゃないゴジラも観たことがないので、初めてのゴジラ
ただ冒頭20分くらい観れず、私がテレビをつけたときには大きいゴジラになってたのが残念…

一番の感想は、パニック映像が苦手な人は観ちゃいけない作品だった…ということ。
同じようなことが起きたときに自分は冷静に行動できるんだろうか。一人だったら、家族と一緒だったら、もし自分に子供がいたら…家族と自分を守れるんだろうか。
逃げる人々と炎に包まれる都内を観ながらそんなことばかり考えてしまった。

<以下ネタバレ有>

 

パニック映像が苦手といいながら日本沈没(映画/新しい方)もしっかり観ているんですが、ヘリに乗り込んだ総理が噴火に巻き込まれてサラッと死ぬ場面と、最後に草彅くんが死ぬ前提で潜水艦に乗る場面がトラウマになってまして。
状況的には大災害と同じ感じだけどまあ今回の総理はサラッと死なないよな…あの場面が再現されることはないよな……と頭から延々考えてたら突然のあのビーム。想像していたとはいえかなり呆然としました。
ただ、あのビームの前のゴジラがすごく悲しげで、苦しそうに感じて。
ゴジラに対して悲哀に満ちたものを感じた直後にあのビームで沢山の人が死んでしまったので、気持ちが追いつかずぼんやりしたままラストを迎えてしまいました…。

地下に逃げた人々はあの炎の中生きていられたのだろうか、とか、地下に逃げた後に炎やそれに伴う熱がまわってきたときの絶望感と阿鼻叫喚の現場を想像してしまってぞっとした。
凝固剤注入部隊の自衛隊の人たち(特に第一波の人)も、自分たちが高確率で死ぬことはわかっていて作戦に参加していたんだろうな…。
ゴジラの動きが止まって、核カウントダウンが一時停止して映画が終わっても怖さがのこるばかりでした。

とはいえ無人新幹線爆弾と無人在来線爆弾はワクワクしました。
字幕や会議中のセリフを全然拾えなかったので、細かいネタや話の流れは複数回観ないと話すことができなさそう。

でも結局ゴジラって何だったんだろう。