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ミステリや恋愛ゲームetc.の感想をゆるっと書いているブログ

月がきれい(6~12)

やっと完走しました。
すごくよかった~!こういうアニメ、好きです。
CDのアニメ版ジャケもすごく好きな雰囲気だったので貼りました。

6話辺りから二人が付き合っていくことに段々慣れていくのが見られてとても良い…
あと、茜と付き合っていると聞いた上で安曇くんに積極的にアプローチする千夏を見ていてものすごく胃を痛めていたんですが、8話辺りで浄化されました……

全体的に挿入歌がアラサーオタク向けというか、そういう意図なのかわからないですが、子供の頃好きだったな~!!って歌ばかりが良いシーンで流れるの、ずるいと思いました。
8話で夏祭りの風鈴を観に行くシーンでWhiteberryの夏祭りが流れてぐっと来たし、Every Little Thingのfragileもめちゃくちゃ好きだった……

正直なことを言うと、前半の感想でも言いましたがSchoolDays的な展開を想像していて…あそこまで行かなくても上手くいかなくてどうしようもない状態で終わるのを想像していたので、あまりの綺麗さに浄化されました。
そしてあまりに綺麗すぎて、最後に会えなくて電車を追いかけて「好きだ」って叫ぶシーンで、「ああ…こんな時代もあったな…」的な思春期の恋愛のキラキラ。という過去の思い出みたいな話だよね。
…と思っていたらEDでそれからのことが描かれてて、浄化される以上に燃え尽きた感があります……
でもすごく良かった。
(ただ途中で小太郎くんがなろうデビューしたのはびっくりした)

そしてOP・EDを買って聴いてみたらOP(イマココ)が中学生の小太郎の歌で、ED(月がきれい)は大人になった茜の返歌になってるのかな、と思いました。
毎回EDの歌詞が全てが過去形なのが気になってて、だから余計にSchoolDays的なものを想像したのもあるんですが、最終EDで二人の未来を見てなるほど…ってなるっていう……

アニメを見てOP・EDを聴いて、ひたすらにお互いを想ってる雰囲気が擦れてない少女小説とか、児童書の恋愛モノを読んだ時みたいな感じで好きでした。
いや…ホテル行きまくってる同級生もいましたけど……
こういう雰囲気の作品を見ると、創作したくなりますよね…好きです。

個人的には本編後のスピンオフがもっと見たかった。漫画とか小説化されないかなぁ。
涼子先生とろまんのその後が気になります。
あとほんとに、古本屋の眼鏡のお兄さん(立花大輔)の詳細を…知りたい……

スピンオフだと、田中さくらの妄想がすごく好きでした。陸上部三人組の葵ももっと見たかった。

謎解きLIVE~ホームズ特番~SHERLOCK_S4/視聴前雑記

(放送前や発売前の作品について書きたい気持ちが高まってたので新たにカテゴリを作りました)

謎解きLIVEまた放送するのを昨日知りました……
BSプレミアム結構観てるんですけどCM全然見かけなかったので、もしかしたらSHERLOCK視聴待機の時に初めて気づくオチになっていたかもしれない…

www.nhk.or.jp

今回はシャーロック・ホームズコラボということなのでドラマにもホームズ要素が多いのでしょうか、楽しみ~!
プレミアムメンバー試験、ひとまず1.5問くらいまで行ったのですが最後(多分)の問題がわからない……また時間作って解きたいと思います…放送までには……。
謎解きLIVE、番組制作(と参加者が年末に2夜連続で視聴すること)が難しくて…という話を前回分放送前後に公式サイトか何かで見かけていたのでしばらく放送しないと思っていたのですが、2夜連続の本気版でなくても今後も小刻みに放送があるといいなぁ。

www.nhk.or.jp

NHKのサイトを見ていたら、7/8の夜はまるごとシャーロック・ホームズって感じなんですね。ホームズ登場130年記念で色々な企画があるようで嬉しい。
謎解きLIVE(出題編)、ホームズ特番、謎解きLIVE(回答編)、SHERLOCK_S4-1と、精神力が保つのかわからない…特にSHERLOCK……
S4は絶対ネタバレしないで観た方がいいとか精神的にキツいとかって話をちらっと聞いたので怯えてます。S2-3よりキツかったらどうしよう。

あとは同企画で7月5日に放送する『シリーズ深読み読書会』も楽しみです!出演者が豪華でびっくりしました。

とりあえず謎解きLIVEの日はじっくりテレビを観られるように体力を溜めておきたいと思います、感想も視聴後書けたら。

怪しい店/有栖川有栖

読んでしまうのが(初読の作品が減っていくのが)もったいなくて我慢していた作家アリス短編集。
いつもの殺人事件捜査に関わる話と、倒叙ミステリ・日常の謎解き系どちらも楽しめた一冊でした。ミステリとしては『古物の魔』が一番好き。

日常の謎解き系の『潮騒理髪店』は血生臭いミステリではなくて珍しい感じ。
作中でも配役の話を冗談でしていますが、火村の体験をアリスが脳内上映・執筆したって体で読むと、火村とアリスの長年の関係があるからこんなに面白くなるんだろうな~と。(いう妄想をしました。)

『ショーウィンドウを砕く』はドラマで既に見ていたので社長のモノローグが全て宅麻伸で脳内再生されてしまった…。
ドラマの火村は(狂気を孕んだような)危うさが倍増して描かれていた気がするので、最後の「~決行が一日遅かったな」が火村が実際に発した発言のように感じたけど、犯人が火村の目を見て感じたことだったんですね。
作家アリスは「犯人側から見た火村」の描写がとても好きです、火村の内面にある昏いものに犯人の心理が呼応することもあるのかなあ、とか。
今回は『怪しい店』のコマチとアリスの会話のなかでアリスの火村(とその内面や研究)に対する気持ちが語られているのもあって、火村&アリス大好きな人間としてとても良かった~。

有栖川有栖の小説は街の描写が好きなので『古物の魔』も骨董市の描写とアリスがウオマサで切り子を購入するまでの流れも楽しめました。現場に行くときの電車とか風景の描写も好きです。

そして烏賊川市キャラ登場の東川篤哉の解説、同人的なノリを感じた…クロスオーバー系になるのかな、面白かったです。